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タンザニア撮影旅行記(3)---ンゴロンゴロのクレーター・サファリ② [Tanzania Safari]

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ンゴロンゴロのクレーターへ下りるには保護区入園料$50とは別に車1台に付き$200支払わなければなりません。しかも6時間以内に出るという制限付き。
世界遺産とはいえ、昔はダダだったのが値上げに次ぐ値上げでこんなに高くなったそうです。
環境保護のためには少数の金持ちだけ来れば良いというふうにしか理解出来ない料金だと思います。

そういう意味ではサバンナ・サファリを語るには、遊ぶお金が余ってる人や一生に一度の思い出に来る人以外は、費用対満足度を真剣に考えなければならない時代になったと思います。

私は過去ケニア・サファリに4回(平均1回に付き20日間)行ってますが、2回目からは1人で車をチャーターしてました。今回も1人で頼むことも可能でしたが、自ら進んで3人で乗ることにしました。
理由は金銭的な問題だけではありませんが、ここでの話のついでに言えば、もし1人だったらクレーター下りるために1人で$200を負担しなければならなかったことになります。
そう考えると、ここのクレーター・サファリは1人で$200負担するならば、費用対満足度は低いと思います。

2週間も更新サボった後の最初のサファリ報告なのに、なんとも白けた話から始めてしまいましたが、サバンナ・サファリも5回目ともなれば、この費用対満足度はとても大きな問題なのでありました。

クレーター内はほぼ平面でどこにいても外輪山を360度見渡すことが出来、外とは隔絶された野生の王国という感じはします。ただ野生動物相手に写真三昧に来た私としましては、オフロード走行禁止で尚且つ細かい道路が少なく(例えば湖の水際近くには行けないとか)欲求不満が募ります。同じオフロード禁止でもケニアのナクル湖国立公園なんかの方がはるかに面白いです。

費用対満足度の話が出たついでに去年の8月、ケニアのマサイマラ国立保護区で感じたことをここで書いて置きましょう。
マサイマラ国立保護区はオフロード走行の規制が緩やかで動物に近寄れることで人気があるのですが、去年急に規則が変更されていて大変戸惑いました。具体的な例を示して説明しないと解り難いと思いますので詳しくは2007年8月のマサイマラの話を書く時に改めて書く予定ですが、簡単に言えばチーター等の人気動物の観察や撮影が前年までに比べ非常に困難になり、またヌーの川渡りを見るための待機の仕方などもかなり疑問な規制の仕方をされました。
撮影目的でサファリをしている私にとって、目当ての動物が見つからなくで撮れないのは我慢出来るとしても、見つけてもレンジャーに不合理かつ非友好的に邪魔されるのでは高い費用を出してアフリカまで行く価値はありません。「元々多趣味な私なので、同じお金使うなら他にいくらでも楽しい使い道があるよ!」と思いました。

今回、サファリカーを3人で乗ることにした理由の一つに、去年の夏のマサイマラの不愉快な思いがありました。人より余分に費用を掛けて成果があがらなかった場合の余分の不愉快を回避したかったのです。結果的に今回この考えは正解だったと思います。心に余裕が出来て撮影の成果の割にはサファリ全体を楽しむことが出来ました。

以後このような観点からも今回のタンザニア・サファリを振り返ってみようと思います。

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道路に寝転んで遊ぶ子供ライオン、肉球がカワイイ!(今日のおまけ写真)
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Endo Seiko

yasuoさん、こんにちは!
遊びに来ました~☆

いつもいつも、yasuoさんの話は面白いです。
もちろん文章もですが、とりわけ一緒にサファリをしていたから、
「あ、yasuoさんはあの時そんなことを思っていたんだな」と、
改めて振り返って読めるからです(笑)

費用対満足度。大事です。
その年によって比較してしまいますね。
そしてわたしの運のなさにもがっかり。。。(ーー;)
by Endo Seiko (2008-05-26 12:51) 

Yasuo

Endoさん、お久しぶり、コメントありがとう!
タンザニアでは同じ車でサファリ出来たりして楽しかったですね。
これからもう少し面白くするつもりなのでまたコメント下さいね。
by Yasuo (2008-06-01 06:40) 

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