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NHK探検ロマン世界遺産「セレンゲティ国立公園」を見ました [column]

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またまた更新を随分サボっちゃいましたが、ちょうどタイミング良く昨日、NHK総合テレビで探検ロマン世界遺産「セレンゲティ国立公園」をやったのでそのことを書いてみようと思います。(6月4日と6日に再放送があるようです。)

今回のタンザニア・サファリではンドゥトゥ滞在中に1日だけセレンゲティ国立公園へも行きました。なんで1日だけなのかは、動物を探し回るには広すぎるとか、オフロード走行規制が我々の撮影旅行にはそぐわない。とかの理由のようです。我々の今回のセレンゲティの話は別途書きますので、今回はこの番組を見た感想についてのみ書いてみます。

全体の感想としてはなかなか良く出来ていると思いました。(が、しかし疑問あり。後述します。)

はじめのセレンゲティ国立公園の説明部分で、日本の四国ぐらいの広さがあり、ライオン3500、ハイエナ6500、アフリカゾウ1350、マサイキリン6000、オグロヌー130万、哺乳類135種類とかの説明がありました。具体的にここまで言うのだったらその後主役的に扱われているチーターの数も教えて欲しかったなー。ライオンが3500でハイエナが6500ならチーターも少なくとも1000~1500はいるんだろなー?でも四国と同じ広さだから探すのは大変だ。なんて思いました。ヒョウの数も知りたかったですが、ヒョウがなかなか見つけるの困難なのは数のせいというよりその習性によるものです。(ライオンやチーターみたいに草原を堂々と歩いていないから)

チーターのところではとても貴重な映像がありました。それは食べかけの獲物(インパラだと思う)をナイルワニに横取りされるところ、ワニが堂々と草原を歩いてチーターから獲物を奪って行きました。チーターはおとなしく引き下がりました。

次にライオンのプライドの説明があり、ライオンプロジェクトなる話でライオンの顔の鼻の横に見えるいくつかの点で個体を識別する話が出て来ました。実は私もケニアのマラトライアングルで3年連続で同じチーターに出会い、そのことを両頬の星座に見立てたドットパターンで証明して見せました。人間で言えば黒子(ほくろ)で識別するようなものです。この話はまた後でマサイマラのチーターの話をするときに書く予定です。
またライオンはすべての動物の頂点にいるのでライオンの生息状態等を調べればその公園の状態を知ることが出来るというようなことを言っていました。確かに、ライオンが健康ならその餌の草食動物の状態も良いわけだし、同じく肉食のチーターやハイエナだって良いだろうと想像付くというわけです。その意味でもやっぱりライオンは百獣の王ってわけだ。

そして、マサイ族の話とか、20世紀初頭からの歴史的な話とか、公園管理のレンジャーの話などがあり、再びチーターの狩の話になります。

サバンナの野生動物って、ライオン、ゾウ、キリンなどが主役と思われそうですが(確かに動物園的には目立ちます)、実は本場での人気ナンバーワンはチーターなんですよね。1週間から10日ぐらいの短いサバンナ・サファリのパック旅行では運悪くチーターに会えないことだってあると思いますが、ひとたびチーターの子育てや狩の現場に出会えばその魅力に取り付かれます。そんなわけで、この番組のクライマックスもチーターの狩の場面が使われることになりました。

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(動画切り出しの説明)チーターがハイエナに獲物を奪われた瞬間、チーターは唸るだけで無抵抗。

ただここのクライマックスの部分にはかなり不自然な部分がありました。チーターがハンティングした獲物のヌーをハイエナに横取りされ、無抵抗で引き渡してしまったにもかかわらず、場面が急に変わって「やっとハイエナを追い払いました。」というナレーションが入り、獲物はチーターがまた取り戻し、食べられることになったということで終わりました。(チーターにとっての無理やりハッピーエンド)

こういうことが絶対無いと断言は出来ませんが、あったとすれば極めて例外的な事例だと思います。それなのにそのチーターが反撃する部分のビデオは全くありませんでした。

今日はこれ以上追求しないことにしますが、この結末には極めて疑問が残りました。

再放送日時とかは、ここにあります。→ http://www.nhk.or.jp/sekaiisan/index.html
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