LEGOでタイガーⅠ戦車を楽しむ(2) [LEGO]
MECHANIZED BRICK "Tiger I" Nikon D300s Ai Micro-Nikkor 105mm f/2.8S
前回の写真から開けるハッチを1箇所だけにして定番の角度から撮影してみました。ミニフィグもセットに付属の黒の戦車長の服に替えました。砲塔や砲身はもちろん可動します。
戦車好きな人なら、一目でタイガーⅠだとわかるでしょう。わかるだけじゃなくてTAMIYAの精密スケールモデルと比べてもLEGOとして見ればこれ以上のものは考えられないくらい良く出来ていると思います。
前面装甲部分の表現や傾斜して付いてるサイドスカートなどの表現は作りながら感動しました。タイル・パーツを多用して表面を仕上げる方法も私の好みです。
この角度の写真ではっきりわかることは転輪の並びから初期型だということです。
Nikon D300s Ai Micro-Nikkor 55mm f/2.8S
ということで、1/35スケールのTAMIYAのプラモデル、タイガーⅠ初期型との比較です。タミヤの縮尺が正確だとするとやや大きいです。LEGOの濃灰(DkStone)はタミヤのジャーマン・グレイに近く、鉄十字のデカールもだいたい似たようなところへ貼ってみました。(飛行機プラモデル用のを流用、少し大きかったか?)
いずれにしても、LEGOの場合は(特にこのようなミニフィグ・サイズなら)少しデフォルメされてもO.K.なのですが、堂々と「タイガーⅠのスケール・モデルだよ。」と言えるレベルだと思います。
斜め後方からも比べてみました。オリジナルはエアフィルター部分が極初期型っぽかったのですが左のタミヤの初期型に似せようと私が少し部品を替えました。
この角度だと真後ろに少し欠点が見えてしまいますね。前面では上手く処理されていた低過ぎる下腹が目立ってしまいました。
下腹が低いのは転輪の軸を穴開きブロックに通し、その下に底板プレートがあるためで、LEGOではこのサイズではプラモデルのようにスマートには作りえないからです。後端に逆スロープを使ったりして改良出来ないか組立図を見て考えましたが、難しそうです。(簡単に出来るなら、ここまで作ったビルダーが既にやってるだろう。)
まあ、でも、そこの部分さえ見逃せばグリル・パーツを上手く使ったりした後半部分のエンジン上の表現なども良く出来ているのでこのままでも私は十分満足です。
少しレアかもって部品もありますが、色を別にすれば今まで使ったことがない部品は特にありませんでした。でもギアやプーリーを除き、見えるところは全て濃灰(DkStone)が使われているのでパーツ集めてもう一台作るのは少なくとも日本のLEGO事情ではかなり難しいのではと思いました。少なくとも普通のLEGOファンにはね。(なお例外としてハッチに使われる丸いタイルは現行の濃灰にはないので旧濃灰が使われていました。目の良い人なら一番上の写真からでもわかると思います。)この灰と濃灰はある時期からカラーチェンジされているのでこれも部品集めに不利ですね。やはり混ぜると美しくないです。
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