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『世界の自然大写真展』 から、私の出展10作品の紹介(予告編) [Exhibition]

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これから『世界の自然大写真展』 に私が出展しました10作品について解説をして行こうと思います。
解説に当たっては、写真展で撮影した額入りのプリントの実写をそのまま使います。
何故かって実はここに重要な問題が隠れておりまして、サイズが小さいとは言え、著作権の問題からネットではオリジナルデータの縮小版をそのまま出したくないからです。注意的に著作権について書いて無断使用を禁じても、ひとたびネットに出してしまえば、簡単にダウンロード出来てしまうわけですから、注意書きの実効性は疑問だからです。
実は永いことこのブログが中断しちゃった理由の一つにこの著作権の問題がありました。自分の苦労して撮った自慢の写真を見せたくてしょうがないのだけど、ネットでは出せないジレンマ。かと言って、著しく画質を落として見せるのは、普段ピントとかブレとか画質に厳しい私としてはプライドが許さない。そんなこんなで、リアルな撮影旅行記をそのまま続けられなくなってしまったのでした。
そこでこの写真展で撮った額入りのプリントの実写の登場です。これを使えばオリジナルデータの縮小版そのものではないし、多少ライトが写り込んだりしてるのもご愛嬌で丁度良いのではないかと考えた次第です(笑)

さて、今回の写真展は既に書きましたように、「A1ノビ統一サイズ」と「共同個展の性格」という二大特徴がありました。なので私はその二大特徴に合わせて作品選びをしました。

まず、「A1ノビ統一サイズ」であることから、画質が大きさに恥じないこと。これは必ずしも画素数ではなくピントの正確さや手ブレなどが無いことを絶対条件にしました。私の所有デジカメは1670万画素が最高ですがピントの甘い1670万画素よりピントの正確な800万画素の方がA1サイズで見ても見栄えがするのは過去のプリント体験でわかっていたからです。

次の、「共同個展の性格」から他の20枚以上出展する人と違い私は自分のコーナーを作ってもらえる最小単位の10枚なのでテーマを絞って厳選しようと思いました。なので私はチーターを主に撮っているので6枚をチーターとし他の4枚も含めて「ほのぼの系」「カワイイ系」に統一しました。アフリカで自給自足してる動物さんを撮ってるのですから「シリアス系」の写真も沢山あるわけでそういうのも嫌いじゃないですが今回そういうのは止めて他の人に任せました。

それでは、次回から私の出展の個々の写真について、撮影苦労話、裏話を交えて解説をしてみることにします。

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『世界の自然大写真展』(すべてA1ノビ統一サイズによる写真展) (7) [Exhibition]

今までデジタルの話ばかりしてきましたが、もちろん今回の写真展はフィルムとデジタルは混在していました。そこでフィルムとデジタルの差をA1という特大サイズで比べてみるチャンスでもあったわけです。

特に興味があったのは山岳写真でブローニーの6x7対デジタルEOS 5D(1280万画素)の同一人の出展でした。単純にどちらが良いとか悪いとか言えるものではありませんが、ブローニーフィルムの階調の良さははっきり見てとれました。

ライカ判フィルムも結構ありました。A1は特に長辺で全紙より遥かに大きいわけですが結構頑張れるものだなーという印象でした。

なんか極めて大雑把な印象ですが、そもそもフィルム画像とデジタル画像は単純に解像度とか発色とか比較すべきでないと私は思っているので細かい分析は他のそういうのが好きな人にお任せということにしておきたいと思います。

また自分がもうフィルムで撮ろうという気持ちが殆ど無いので、デジタルで出せないフィルムの良さって何だろうと余り追求しても意味が無いようにも思います。

デジタルのフィルムに対する優位性は、『明るい暗室』という言葉によって一言で表せると私は思っています。

写真が黒白が主流だったころは写真の趣味が少し高じれば皆、自分でフィルム現像からプリントまでやっていたと思います。

それがカラーが当たり前の時代になって写真のプロフェッショナルさえもフィルム現像やプリントはラボに任せるようになりました。(自分で出来ないわけではないが分業が当たり前になった。)

その意味で『明るい暗室』とはただパソコン上でやるフォトレタッチのことだけでは無く、カメラマンの本来の権利の回復という意味を含んでいます。撮影から現像、プリントまで全て他の人を介することなく自分で出来るということです。(カメラマンの現像する権利・プリントする権利の回復)

ところが、フィルムから最近デジタルに転向した人達の中には、フィルムと同じにデジタルも撮りっぱなしの人も多いようです。

つまりデジタル写真の一番美味しいところをそういう人達は放棄しちゃってるわけです。今回の出展者の中にもそういう人はいました。相変わらずシャッターを押して画像を記録するところまでがカメラマンの仕事だと思っているのです。


なんか、写真展の話から「デジタルカメラに思うこと」というcolumnのつづきのような話に脱線してしまいました。このつづきはcolumnでします。

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『世界の自然大写真展』(すべてA1ノビ統一サイズによる写真展) (6) [Exhibition]

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初日、開場前に入り口付近から対角魚眼で撮影。

A1という大きさは、普段写真をA4かA3までしかプリントしない人にとっては、とても巨大に見えますが、B0なんかのポスターを見慣れてしまうと普通の大きさに見えてしまうという話を前回までにcolumnも挟んでしました。

ところで、いままでA1ノビとA1をごっちゃに使ってしまいましたが、統一の額縁の内寸がA1ノビですが、マット紙の内側に見えてる写真部分はA1に近いサイズなので、タイトル以外は今後A1という用語に統一したいと思います。

で、前回columnで「A1にプリントして近くで見られても大丈夫なデジタルの最少画素数は600万画素だった」ということを書きました。600万画素をA1にプリントする解像度は約90pixel/inchです。ずいぶん低い解像度に思えますね。これがA4サイズプリントなら手にとって30cmとか至近距離で見られますから少し細かさが足りません。しかしA1プリントの写真は近くで見るといっても通常A4を見るより倍以上は離れて見るでしょう。だから大丈夫なのです。(「近くで見られても」というのはそういう意味も含んでのことです。)

それでも視力が良く、画質に対して厳しいというか目が肥えてる人はいるでしょう。そういう人が見れば、例えば600万画素と倍の1200万画素の写真をA1で比べればその差ははっきりわかります。

そんなわけで今回のA1写真展は、600万画素でも十分「大きいことは良いことだ!」と見ごたえはありましたが、トリミングなどで400万画素未満のプリントもあり、さすがにそこまで少ないと1m以内で見ればかなり無理(引き伸ばし過ぎ)なプリントもありました。

今回のA1の写真って、縦横比とか細かいことを言わなければ、ほぼ40インチのワイドテレビと同じぐらいの大きさです。40インチあるいはそれ以上の大型テレビって現在かなり普及して来ていると思います。画素数換算ではハイビジョンTVってたったの200万画素しかありません。ただスチール写真と違って動いているのと写真見るよりテレビって離れてみるのが普通なので高精細に見えるのです。200万画素って10年ぐらい前のコンパクト・デジカメの画素数ですね。


次回は、フィルムとデジタルの違いで現場で気付いた点などを少し書いてみましょう。

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『世界の自然大写真展』(すべてA1ノビ統一サイズによる写真展) (5) [Exhibition]

DSC_0167.jpg東京芸術劇場1階の案内板、当日このチーター母子のポスターを見て来てくれた人も多そうでした。ちなみにこのチーターの写真は実兄の撮影です。

それでは、この『世界の自然大写真展』のユニークな特徴を整理して考えてみることにします。

1、まず題材は世界の自然に関する写真で、山岳・動物・花・風景と副題を付けました。
2、そして最大の特徴はすべてA1ノビ統一サイズの専用額縁入りであること。
3、応募方法は実行委員長や代表世話人の人脈を通じて募集するのを原則とした。
4、1人で多数出展することも出来、10点以上出展するとコーナーを作ってもらえる。
5、そのため、多数出展した人は自分のコーナーを個展のような感覚で見せることが出来る。

他にも特徴はあるかもしれませんが、最も大きな特徴は「A1ノビサイズ」と「合同個展の性格」です。

「A1ノビサイズ」については既に少し述べましたが後日またその成果について検討してみようと思います。(大きいことは本当に良かったのか?とかいろいろ)

「合同個展の性格」も大きな特徴で全約280点ぐらいのうち、20点以上の出展者も4名おり、10点以上の出展者で過半数は超えていたと思います。(暇があったら正確に数えてみようと思います。なお、1点や2点の出展者も勿論多数います。)
そして20点以上も出展する実力者は自分のお客さんの動員力も強力ですから、私みたいに自分のお客さんを殆ど呼ばなくても、他の出展者の多数のいろいろなお客様に私の作品も見てもらえることとなりました。

私は「年賀状」や「暑中見舞い」とか全然出さない人(もらった場合も)なので、写真展のはがきも切手貼って出したのは1枚もありません。(いろいろ人と会う機会で数10枚手渡しでは配りましたけどね。) 
普段「年賀状」も出さないのに、いきなり「写真展見に来てください」と案内はがき出すのは気後れしちゃうからです。

そんなわけで、自分の家とか職場とかに飾りたいから作品を買いたいという申し出が合計で10数名ありましたが、その殆どは私の知り合いではなくその日会ったばかりの他の大口出展者のお客様でありました。


もちろん、まだまだ続きます。また、随時書き足したり、書き直したりすることもあります。
マニアックな内容にも渡りますので、ご興味がある方のみお付き合い下さい。コメント欄で質問なども歓迎いたします。もちろん答えられないこともございます。

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『世界の自然大写真展』(すべてA1ノビ統一サイズによる写真展) (4) [Exhibition]

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昨日、写真展は無事終わりました。ご来場の皆様、ありがとうございました。
世話人他スタッフの皆様もお疲れ様でした。
私も午後は毎日、最終日は責任者として朝一番に会場を開けに行きました。

いろいろな経験が出来、楽しかったのですが、結構疲れました。
なので、詳しい話を続けるのは明日以降とさせて頂きます。

上の写真は私の展示コーナーです。(平面のみでも、何故かコーナーと言います。)
左上の写真は今回全展示作品中一番人気だった「四つ子のチーター」です。
見入っている紳士を横顔だけですぐわかった方はかなりな通のお方です。

答えは、日本における動物写真界のパイオニアの田中光常大先生でありました。
恐れ多い写真なので撮る時、カメラが傾いてしまいました(笑)

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『世界の自然大写真展』(すべてA1ノビ統一サイズによる写真展) (3) [Exhibition]

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入ってすぐタイトルの看板の下に名誉発起人三木慶介氏と田中光常氏の写真がかざってあります。

前回A1ノビサイズについての実寸なんかの話をしました。
普通の個展なんかでも数枚は全紙(457mm×560mm)以上の写真が使われていることは多いのですが、今回のように290枚全ての写真がA1ノビ(610mmX913mm)で統一されているというのはギネス級で珍しいのでは?(もっとも縁無しのパネル貼りではないので見えてる写真部分の実寸は正確には510mmX813mmです。)

ということは、アスペクト比は35mmフィルムの2:3以上にワイドです。なんでこんなことになっちゃったかと言うと、これも経費削減のため、額縁に付属している白い縁取り部分をそのまま使おうとしたからです。
こういう細かいところをどんどん削って行かないと経費削減にはなりません。更に言えば写真の平面性を保つための裏打ちなんかもしてません。(もし個人的に裏打ちしてもらえば、1点につきプラス7000円の追加となると言われました。)

このような事情と額にアクリルパネルが付いているため、写真を直接パネル貼りした写真展に比べると細かい部分がかなり見にくくなっているとは言えます。

ところが面白いことにこのことはマイナス面ばかりではないのです。
(場内で記念写真を撮りたい人達を考慮して原則撮影禁止にはしていないので、著作権保護の問題を考えなけばなりません。これは重要なテーマなので日を改めて書きたいと思います。)


話はこの先も続きます。写真展はあと土曜日と日曜日の2日間で終わりですが、この話は終わってからも少し続けたいと思います。

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『世界の自然大写真展』(すべてA1ノビ統一サイズによる写真展) (2) [Exhibition]

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これは何の写真でしょうか?
A1ノビサイズの写真を入れて飾るための額縁の入っていたダンボールに貼ってあったラベルです。
サイズの欄に612X916って書いてあるでしょう?これが額の縦横の内寸(612mm×916mm)です。随分大きいでしょう?普通の写真展は大きくてもせいぜい半切(356mm×432mm)かA3ノビ(329mm×483mm)ぐらいなので面積比で4倍近い大きさです。この額は参加者がその出展数だけ買い取るわけです。
何故そんなことをするかと言うと、A1ノビ写真をパネル貼りするより、額を買って入れるほうが安く上がるからです。この写真展はこのようにして出来るだけ安い予算で大きな写真を楽しめるように考えられています。安くあげたからってこの額はC社がイタリアに特注した上等な品で現在一般に市販はされていません。
面積で4倍の写真だから普通の写真展より4倍の参加費用が掛かるんじゃ一部のお金持ちしか楽しめませんよね?それじゃ全然当たり前過ぎて面白くも何ともありませんし、参加者もなかなか集まらないでしょう。そこを発起人が賢く考えて安い費用ででっかく楽しもうと計画されました。
なので当初はプリントも業務用の大きなインクジェットプリンターを使用してなるべく安く仕上げる予定でした。ところが業者との価格交渉が決裂したようでして、結局プロラボさんに価格でかなり無理を聞いてもらって従来の印画紙出力となりました。
出展者にとっては追加費用は徴収されなかったので儲かっちゃった気分です。特にフィルムでの出展者には綺麗でお得な写真展となりました。やっぱりプロラボさんはフィルムに強いもんね。(中判フィルムによる風景写真などは見事な仕上がりです。)
それに対して、デジタルのみの私の出展分の出来はかなり今一でした。しかし発注単価が余りにも安いので1枚しか焼き直しはしてもらえませんでした。(その点はちょっと、いや期待しただけにかなり残念かな。白飛びしちゃいけないところが白飛びしたりしている。)

今日は一転して随分難しい話になっちゃったかもしれません。が、まだつづきます。
次は、でっかいことは本当に良かったのかとか検証してまいりましょう。

P.S. 出展中の私の作品は希望者にお売りします。世話人会で相談して決めたリーズナブルな統一価格があります。なので本人が不在でも申し出ることが出来ます。
2日間で3名様にお買い上げ頂きました。同一作品を複数の人が希望しても焼き増し出来ますので大丈夫です。ただし額縁は私の場合10個しかありませんので額付きでは10名様限りです。
写真の題名や撮影者名が書かれているキャプションカード上の赤いしるしが売約済みマークです。戦闘機の操縦席横に付ける敵機の撃墜マークみたに赤いシールが誇らしく付いていますのでわかります(笑)
写真を見るときそのマークを探しながら楽しむのも一興かと思います。2日間終了現在同一作品では3個が最高でした。

A1ノビ・サイズ(610mmX913mm)の写真って、私も家に10枚以上所有してますが、どでかいので1枚しか飾ってません。広大な展示場でみると「何だ、こんなものか」っていう大きさですが、普通の家庭で額縁入りで飾るのは結構大変です。こんな大きなものを見ず知らずの今日会場で会ったばかりの人に買って頂けるなんてとても光栄なことだと思います。

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『世界の自然大写真展』(すべてA1ノビ統一サイズによる写真展) [Exhibition]

DSC_0344.jpg長らく、放ったらかしだったこのブログ(ごめんなさい!)を急遽再開します。
以前少し話しました、全てA1ノビサイズによる大写真展が27日からついに開催となりました。
場所は、池袋の東京芸術劇場5階大ギャラリーです。

あとで、いろいろリポートしますが、とりあえず、Googleで拾える情報として
http://www.dososhin.com/info/event/photo_exhibition/sekainoshizen.htm
http://asayake-yuuyake.cocolog-nifty.com/sangaku/2009/01/post-96e1.html
http://www.geigeki.jp/event_200901_tenji_g.html
http://natalie.mu/comic/news/show/id/12580
などが見つかりました。この催しの公式ホームページはありません。
なお、一番上のアフリカ専門旅行社のページで使われているチーターの写真は私の撮影です。
旅行社さんが案内はがきの小さな写真からスキャナで作ったので画質は悪いですけどね。
ってことは写真展ではこのチーターの乳児4兄弟のA1ノビサイズの写真も飾られているというわけです。私は全部で10点出しています。

私も世話人の一人なので後でもっと詳しくお知らせしますが、とりあえず今日は寝なくちゃならないのでここまで・・・
28日も昼ごろから私も現場にいます。もしいらっしゃいましたら、「ヤスオさんいる?」と受付の人に聞いてみてください。
会場は広いのと、控え室に居るかも知れませんのでね。
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一つの写真展会場としては広大なスペースに写真を飾る移動式の壁というか仕切りが多数あります。全作品は280点以上ということですが、私は未だ数えていません。その会場ほぼ中央奥に私の写真の展示スペースがあります。ガラガラに見えるのは未だ開場前の準備中の写真だからです。初日から大変な盛況でした。
最初の写真の入り口すぐのタイトル下には名誉発起人の大御所、田中光常氏(動物写真家)、三木慶介氏(山岳写真家)の写真が飾られています。
2月1日(日)まで、僅か6日間の貴重な写真展ですのでよろしくお願いします。大変楽しめるはずです。
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私の写真をバックに今日会ったばかりの女性ファンの記念撮影(笑)、持っているのは私が差し上げたはがきサイズプリントです。私を呼んで褒めてくれたりするとなんか良いことあります(爆)
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